学級通信・学年だよりのイラスト、大きさと置き場所の決め方

学級通信は、子どもがランドセルに入れて持ち帰り、保護者が冷蔵庫に貼って何度も見返す紙です。イラストはそこで「今月は何の号か」を一目で伝える役を持ちます。大きすぎれば連絡事項が押し出され、小さすぎれば目印になりません。紙面の見本を並べて、決め方を整理します。

大きく置く絵は、1号に1枚

A4の紙面で大きく置く絵は1枚にします。行事の号なら行事の絵、それ以外の号なら季節の絵です。複数の話題にそれぞれ大きな絵を付けると、紙面の半分以上が絵になり、読んでほしい連絡事項が下へ押し出されます。どれが今月いちばんの話題なのかも、紙面から読み取れなくなります。

避けたい例

学年だより 10月号

トラックを走る子どもたちのイラスト公園でお弁当を広げる子どもたちのイラスト
運動会と遠足の絵を同じ大きさで重ねた紙面。連絡事項の入る場所が下に少ししか残らない。
1枚にした例

学年だより 10月号

トラックを走る子どもたちのイラスト

運動会

遠足のお知らせ

大きな絵は運動会の1枚だけ。遠足の連絡は文字で書き、絵を足していない。

見出しのすぐ下に、幅いっぱいか半分で置く

横長の絵は、見出しの直下に本文と同じ幅で置くと、紙面の上3分の1ほどを占める号の顔になります。連絡事項が多い号は、絵を幅の半分にして右上へ寄せ、左側に日付や持ち物などの要点を並べます。要点が絵と同じ高さにあると、冷蔵庫に貼った紙を遠くから見ても必要な情報が目に入ります。

避けたいのは、本文の途中に絵を挟むことです。文章の流れが途切れ、絵の下に続く連絡を読み落とす原因になります。

半分の幅にした例

1年生だより 遠足号

公園でお弁当を広げる子どもたちのイラスト

日にち 10月15日(水)

行き先 みどり公園

持ち物 お弁当・水筒・レジャーシート・雨具

絵を右上に寄せ、左に日にちと持ち物を並べた。絵を見た流れで要点が目に入る。この素材をダウンロード →

白黒に落としてから決める

学級通信は白黒で印刷されることの多い紙です。カラーの画面で選んだ絵が、白黒では色の差が消えて、人物と背景の区別がつかなくなることがあります。下の見本は、画面上で白黒に変換したものです。実際の刷り上がりはプリンタや印刷機によって変わりますが、傾向はつかめます。

色の濃淡で描いた絵夕焼けの校庭でゴールに向かって走る子どもたちのイラスト同じイラストを白黒に変換したもの
夕焼けのもやを色で描いた絵。白黒にすると空もトラックも同じような灰色になり、走る子どもが背景に沈む。この素材をダウンロード →
輪郭線のある絵木に囲まれた原っぱでお弁当を広げる子どもたちのイラスト同じイラストを白黒に変換したもの
黒い輪郭線で描いた絵。白黒にしても人物・お弁当・木の形がそのまま残る。この素材をダウンロード →

選ぶ前にパソコンの画面で白黒にして確かめるなら、画像編集ソフトの「グレースケール」や、プリンタ設定の「白黒」でのプレビューが使えます。一度だけ試し刷りをするのも確実です。

行事の絵が、自分の学校の光景と合っているか

行事の絵は、読む人が自分の学校の光景と照らし合わせて見ます。食い違いがあると、内容より絵のほうが気になります。見ておきたいのは次の点です。

  • 卒業式:日本の小中学校の卒業式では、角帽やガウンは一般的ではありません。角帽をかぶった絵は海外の式に見えます
  • 運動会:校庭か体育館か、トラックの様子、はちまきや帽子
  • 遠足・給食:お弁当の日か給食の日か
  • 服装:制服の学校か、私服の学校か
角帽をかぶった生徒たちが歌の練習をするイラスト
卒業式の練習の場面だが、生徒が角帽をかぶっている。日本の小中学校の卒業式の号に使うと、自分たちの式とは違う印象になる。この素材をダウンロード →