採用サイトや説明会の資料は、読み手が「自分が働く場所かどうか」を判断する材料です。そこに置くイラストは、意図せず対象を狭めてしまうことがあります。権利の話ではなく、選び方の話です。

登場する人物の偏りを見る
資料全体を通して、出てくる人物の年齢層や性別が偏っていないかを確認します。1枚ずつでは気にならなくても、通して見ると特定の層しか描かれていないことがあります。読み手は、自分に近い人が描かれているかどうかを無意識に見ています。
すべての属性を網羅する必要はありません。通しで一度確認する、それだけで十分です。
役割の描かれ方に注意する
説明する側と聞く側、指示する側と作業する側——複数の人物が出る構図では、役割が固定されて見えることがあります。特に、その役割と属性の組み合わせが資料全体で一貫していると、意図しないメッセージとして読まれます。
服装は職種に合わせる
全員がスーツのイラストは、実際の職場と違えば嘘になります。私服の職場なら私服の素材を、制服のある職場なら近い雰囲気のものを選びます。入社後に「話が違う」と感じさせないことは、採用資料では実利にもつながります。

オンラインの場面を落とさない
選考にオンライン面接が入っているなら、その場面の素材も要ります。対面の面接だけで構成された資料は、実際の流れと食い違います。応募者が最初に不安を持つのは、たいてい経験の少ないほうの形式です。
画面越しの面接は、背景・照明・目線といった対面には無い論点を持ちます。資料でそこに触れるなら、挿絵もその場面に合わせたほうが伝わります。
写真とイラストを使い分ける
実在の社員を写真で見せられるなら、そのほうが伝わります。イラストが向くのは、特定の個人を指さずに状況だけを伝えたい場面です。面接の流れ、選考のステップ、働き方の説明——こうした抽象的な内容にはイラストが適しています。
写真とイラストを同じページに混ぜるときは、イラストを補助的な位置に置くと落ち着きます。
表情は控えめなものを選ぶ
過度に明るい表情のイラストは、かえって作り物に見えます。落ち着いた表情のほうが、資料の内容を信用してもらいやすくなります。
Visual Hubの素材について
当サイトには、机を挟んだ対面の面接と、自宅から受けるオンライン面接の素材があります。人物の年齢層や服装は素材ごとに違うので、資料全体で並べて確認してからお選びください。商用利用は無料で、クレジット表記も不要です。